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楽器はサビたら終わり!?ハンドパンの素材について。

こんにちはこんばんは!

 

OSAMUです!

 

 

 

 

 

実は今日のエントリーではハンドパンプレイヤーの為にハンドパンの【メンテナンス】についての記事を再掲載するつもりだったのですが、、、

 

 

加筆修正していたところハンドパンの素材やサビの性質について書いてるだけで随分と長くなってしまいました。

 

なのでメンテナンスのエントリーは前後半にわけて、まず今日は「ハンドパンの素材とサビの関係」というところにポイントを絞って書いていきます!

 

 

 

 

 

それでは!

 

そもそもハンドパンって鉄?銅?金??何で出来てるの!?

 

 

みたいなところから始めましょう!

 

 

 

 

まずwikipediaなんかでハンドパンについて調べると

 

>>ハンドパン(handpan)は鉄を主成分とする金属製の体鳴楽器である。

 

なんて書かれています。

 

 

 

 

たしかに市販の99.999%のハンドパンはが主成分です。

 

 

それは間違いありません!

 

ただ100%じゃないのは、実際に数年前に一回キンキラキンのハンドパン見た事あるけどアレただのメッキじゃなかった気がするんですよ!

あれ何処のメーカーでしたっけ?わかる人いたら教えてください!

 

 

 

話を戻して

「じゃあ鉄でできてるなら鉄ナベのお手入れと同じか!」っていうと70%くらいの正解です!

 

30%はハズレ!

 

 

 

 

んんん!?

 

​ちょっと詳しく見ていきましょう!

 

 

 

 

 

まず私も詳しいわけではないのですが、

まず一言に鉄と言っても色々な鉄があるそうです!

 

 

 

 

例えばハンドパンの素材として鋼鉄(steel)と表記されていてもその中には

 

 

精製する前の粗鋼(raw steel)

 

 

柔らかいけどサビやすい低炭素鋼(Low carbon steel)

 

 

逆に硬い感じの高炭素鋼(high carbon steel)

 

 

 

 

大雑把にこんな感じで分かれています!

 

ハンドパンになった時はそれぞれ値段や性質も違いますし、勿論メンテナンスの具合も違います。

 

 

 

 

さらに殆どのメーカーは窒化処理(表面の窒素コーティング)を施して防錆と硬質化(寿命の延長)を加えているんですよ!

 

 

 

 

 

 

 

その他、世の中には様々な合金やメッキ処理が存在していまして

 

 

 

代表的な一つはステンレス製(クロムとニッケル化合)のハンドパンですね!

 

ご存知の通り、ステンレスはそもそもがサビに強い素材ですが

 

ハンドパンの素材としても中々良い性質を持っていて、好んで使われています!

 

 

 

 

メッキについてはニッケル黒ニッケルスズなどが多くのメーカーで試されて実用化されています!

 

 

 

素材や表面処理は見た目や音色、サビへの影響が大きいですよね。

ここら辺の選択も各ハンドパンメーカーのセンスが光るポイントですね!

 

 

 

 

ちなみにハンドパンの祖、PanArtのhangも素材の合金の配合は公開していないんですよ!

推測でこれだろうなーってのはどうやら解ってるっぽいんですけどね。

 

 

 

 

 

 

さてここから今回の大枠テーマ【メンテナンス】の観点で素材について考えていきます。

 

 

 

 

となると、まず避けては通れない”当たり前の質問”からさせてください。

それは

 

Q.「そもそもなんでメンテナンスするのか???」

 ということ。

 

 

わかりますか!?

・・・いや、難しい事じゃないんですけどね、

 

 

 

 

そうです、

A.「楽器を錆びさせない為」

ですよね!

 

 

 

 

でも、じゃあ

Q.「なんで錆びさせちゃダメなのか!?」というはわかりますか?

 

 

 

これは

A.「サビで楽器の音が悪くなるし、腐食が進んだら最終的に穴があくから。」という事になります。

 

 

・・こんなに答えられなくてもスルドイ人は直感的にそういう事だろうなあーって解ったかも!?

 

 

 

 

 

ですがですが、ここで一つあえて投げかけておかないといけないのがサビってホントに楽器に悪いのかって話なんです。

 

 

 

 

サビにはいくつかの種類があるのをご存知ですか?

 

って偉そうにすみません。

この記事を書くにあたって少し調べてみたのですが

 

 

 

主だったところでは

 

赤サビ

黒サビ

茶サビ

青サビ

 

その他にも白、黄、青なんてのもあるそうですよ!きれい!

 

 

 

 実はこの中で鉄の楽器(ハンドパン)で気を付けなければならないサビ

 

 

すなわち「腐食させるサビ」っていうのは赤サビだけなんです。

 

 

 

それも悪質な赤サビ良質な赤サビがあって

 

 

良質な赤サビならそれ以上の腐食もなく、むしろうまいこと行けば楽器がまろやかな音に

なる効果もあります(私の主観です)

 

 

 

茶サビと言われるサビもしばしばハンドパンやRAVDrumの裏面なんかについてましたが

これも基本的には無害なヤツなんです。

 

このサビ、凄く薄い皮膜なので、素材の分厚いRAVの場合はサビてても音の違いすらわかりません(私の主観です)

 

 

・・あ、主観ですって書いてますが例えばシンバルなどあえてサビ(エイジング処理)させている製品もあったりするくらいなんですよ。

 

 

 

また、小学校のジャングルジムとか鉄棒とかを思い浮かべてもらいたいです。

随分酸化が進んだ鉄なのに表面が滑らかで腐食もしていない状態というのがわかるかと思います。

 

いや私の小学校だけなのかもしれないですけど・・・。

 

 

 

黒サビは南部鉄器なんかでググってみるとわかりやすいです。

 

 

 

 

青サビは10円玉のアレ。

 

 

 

 

 

 

 

・・・ということで、前置きを長くしてしまったのですが

 

 

「放置しすぎず、悪い赤サビがつかない程度に様子を見ておく」

「素材を考慮したケア(オイルか水か乾拭きか)をする」

 

 

というのが素材を踏まえた上でのハンドパンのメンテナンスの基本スタンスになります。

 

 

 

 

お手入れする事で楽器の愛着が湧くとか

拭いておかないと気が休まらないとか

 

 

そういう心理もよくわかるのですが

 

基本的には素材をよく理解しておけば、儀式的に毎日専用オイルで拭き拭きする

必要は無いという事は伝えておきたいと思います!

 

 

というか、当たり前にオイル塗るのがマイナスの影響だったりすることもありますので

ちゃんと製品ごとの推奨メンテナンス方法を確認しておきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

さて次回は実際のメンテナンスについて!

 

 

素材ごとの特徴を踏まえてカンタンに書く予定です!

 

 

 

 

 

 

 

Osamu(森田収)

 

 

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